微かに思い出せるのは__、
幾つかの蒼い燈火

概要

Outline

誰も覚えていない事は
存在しない事になるのだろうか。

私には小さい頃の記憶が無い。

私達があの廃屋で目覚めた以前の事は
何も思い出せない。

微かに思い出せるのは……、

幾つかの蒼い燈火。

世界観

この世界はいつの間にか何かの理由で廃退した世界。
人間が激減した後のこの世界には、 矛盾と不等を嫌う規律主義の天使と
無駄と徒労を嫌う合理主義の悪魔が
住み着いていた。
人間はそのどちらかと契約し自然が喰らいつくしたこの廃退世界で、記憶と幸福を取り戻そうと足掻く。